ブルーカラー時代の失敗談

私は高校卒業後、約7年間正社員で働いていました。工事元請けの現場作業員の一人でした。

上の人たちの当たりが強すぎて、最後は鬱っぽくなってやめましたが…。今思い返せばいいことも悪いこともあったと思います。

そんな中でも、反省すべきだったな、と感じる点をつづります。オチなしでダラダラと書きます。

1.キビキビ動けなかった

2.全体の利益になると思ってやっていたことは、実は必要とされていなかった

3.心のどこかで人を馬鹿にしていた

4.過去から学んで、これからどうするか

1.キビキビ動けなかった

いきなり致命的です。実際、これが人間関係を一番悪化させたと言っても過言ではないでしょう。

そもそも、何か作業をする場合はやることが分かっていないと動けません。どんな職業でも同じですが、こと現場作業はシビアです。作業する時間が限られています。

私が所属していた会社は、機械、電気、計装設備、クレーンetc..、とにかく駆動するものはいろいろメンテナンスする会社でした。提供しているサービスが多かったです。それは、毎回違う作業をやる、という事でもありました。

機械設備に興味がある人は、きっと天国でしょう。お金をもらいながら、いろいろ覚えることができます。

しかし、私はそこまで興味を持てませんでした。どうして?と今振り返って考えてみても、面白さより恐怖が浮かんだり、小難しい計算が出てきたとたんに考えるのを辞めたくなります。

興味がないという事は、学習速度にも大きく影響を及ぼしました。同期に抜かれ、後輩に抜かれ。怒鳴られるたびにやる気は失せていく。よくある、ただ職場と自宅を往復するだけの出来損ないの歯車でした。最悪のスパイラルにはまっていました。

2. 全体の利益になると思ってやっていたことは、実は必要とされていなかった

現場作業には興味が持てませんでしたが、書類作成には興味がありました。パソコンを使う作業と 文章を考えることは、現場作業に比べれば苦ではありませんでした。

ここでは他の人の力になろう!と意気込みました。ただ、私は張り切りすぎて方向を誤りました。周囲は「正確な書類を、早く提出する。」ことしか望んでいないところ、『正確な書類を作りやすいシステム、テンプレートを作成する。』ことに力を割き過ぎました。

自分がやっていることが、今後の時間短縮になることは確信していました。しかし良くないところがありました。それは、自分のやっていることが周囲に理解されず、また理解を求めることもしなかったこと。結果、求められていないことをダラダラとやっている人間となってしまいました。

3. 心のどこかで人を馬鹿にしていた

一言で表すと、尊敬の気持ちがありませんでした。

自分よりもよっぽど仕事ができ、辛きことも耐え、様々な我慢を重ねて技術を磨いた職人さんのことを、どこか見下していました。(今振り返ると、反吐が出るようなクソ野郎でした。)

すぐ怒鳴る、急かす、分からないことを責め立てる。話す内容はギャンブルと愚痴。酒、タバコ、女が好物…。このような、人として褒められないところばかり見て、自分は違う、だから自分を貫く、等とのたまい、見下すことで自分を維持していました。

4. 過去から学んで、これからどうするか

以上の共通点・ポイントは

・仕事ができなきゃ意味がない(利己追求と他者貢献)

・ニーズを把握する

・認識を共有する

・成長マインドセットを持つ

7年間叱られる中で、たった1回だけでいいから、自分の非をしっかり見つめ直せば良かった。そう思います。

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